ソチオリンピック、ピョンチャンオリンピックで銀メダルに輝いた平野歩夢選手が素晴らしいコメントを残しています。
ピョンチャンオリンピックから帰国した彼は、こんなインタビューに応えました。
「銀メダルを2大会連続で取れた要因はなんですか?」
「どうして、4回転を2回連続というスゴイ技ができるんですか?」
彼はこう答えました。
「やりたくないことをやり続けてきました!」
彼はソチオリンピック後の世界大会で空中でバランスを失い、そのまま落下し大けがをしてしまいました。
もうあと数センチで命を落としてしまうような大けがでした。
手術をしリハビリの最中に、彼はあの落下の恐怖からもう選手としては引退を考えたそうです。
だけど、もう1度オリンピックに出て今度こそは金メダルを取りたいという思いから練習を再開しました。
でも、恐怖心がなかなか抜けません。
恐くて怖くてしかたがなかったそうです。
それでも、「ピョンチャンオリンピックに出て金メダルを取る!」この思いだけで猛練習をしたそうです。
だから、彼は本当はやりたくなかったんです。
だけど、やり続けるしかないと練習を頑張ったんです。
そうなんですよね。
私たちの暮らしや人生って、やりたくないことばかりです。
片付けだって、掃除だって、面倒くさくてやりたくなんかないですよね。
だけど、私たちは人として生まれてきた以上、物を持ち物を使っている以上、面倒くさくてもやらなくちゃいけないんです。
やり続けるしかないんです。
片付けや掃除は、平野選手みたいな恐怖心に襲われることはありません。
命を落とす危険もありません。
彼の恐怖心や頑張りを考えれば、何て事はないんです。
「やりたくないことをやり続けた」
私は彼のこの言葉を聞いた時に、ハッとしました。
片付けの方法や掃除の方法は世の中にいろいろ言われています。
収納術などもたくさんあります。
だけど、本当に大事なことは方法ではなくて、「やり続ける」ことだけなんだと改めて気づかされました。
精神論に聞こえるかもしれませんが、「やり続ける」と云う意識と習慣を身につけた人は、人生の全てで成功するものです。
散らかってきたから片付ける。
汚れてきたから掃除をする。
私はこうしたことを「まとめて掃除」や「まとめて片付け」と呼んでいますが、片付けや掃除を後まわしや先送りにしてしまうと、もっと面倒くさくなるモノです。
日々の中で、たった5分でもいい、たった1ヶ所でもいいからやり続けることが、あなたに強い習慣を身につけてくれます。
それは、片付けや掃除以外のこと、例えば仕事や勉強にも活かされてきます。
平野選手だって、最初から4回転ができたわけではありません。
毎日、毎日、コツコツと練習を重ねたからこそです。
あなたも1回で自転車に乗れるようになったわけではないはずです。
コツコツと練習をした結果ですよね。
片付け、掃除もコツコツと練習の感覚で始めていきませんか?